Full Scratch

すべてを1からやりなおそう

ご注文は庭園ですか - 青春18きっぷの旅 2日目 -

2日目の朝。場所は金沢。


金沢に行ったら行きたかった場所があった。冬の兼六園である。雪で折れないよう雪吊りをされた状態で見てみたかったからだ。

金沢駅からバスに乗り、10分程で兼六園に着いた。

兼六園では雪というか雨がかなり強く降っていた。傘を売店で買ったら、すぐに強風でぶっ壊れて観光客の人に心配された。雪が降り積もった兼六園はとても優美で、何枚も写真を撮った。雨が降っていなかったらもう少しゆっくりしていただろう。でも結構強くてバッグもビショビショになりつつあったので早々に退散した。もし次に金沢に来たら再訪したい。

お昼は金沢カレーを食べた。秋葉原でも食べれらる気がするけど。こっちの食べ方はキャベツと福神漬けをカレーと混ぜて食べるのだと案内図に書いてあった。試してみると、確かに別々に食べるのとはまた別の味がした。

金沢から電車で福井に移動。移動距離は多分この旅で一番短い。そこからえちぜん鉄道の一日フリーきっぷを買い、周遊することにした。

えちぜん鉄道はアテンダントと呼ばれる女性乗務員が乗務していて、チケットチェックや高齢者サポートなどをしていた。こういう乗務員を見たことがなかったのですごく新鮮だった。あと方言で会話していてすごく、いいなと、思った。


えちぜん鉄道を乗り継いで、曹洞宗大本山 永平寺 に着いた。


来場者用の入り口。寺の正式な門はお坊さんが「永平寺に修行に来た時」「永平寺で修めて出て行く時」にしか通れない場所らしい。基本的にはこの通用門から出入りするのだという。

曹洞宗の大本山ということで、人がいっぱいいるのを想像していたが、実際はバスに乗っていたのは自分とあと1人、中にもそんなに人はいなかった。外の売店で聞いてみると、「まあ時期が時期だし」と苦笑いされた。

お寺なので写真は厳禁だとばかり思っていたが、意外と修行僧を撮らなければ、自由に撮影して構わないとのことだった。大本山だけあって、何もかも荘厳でかつ大きい。あと広い。

自分は別に何かの宗教の宗徒ではないのだが、ここに来ると何かを感じる気がした。何なのかはわからない。ぴょんぴょんもしない。

続く